主キーのID化について

ORACLE自体は長くいじっているものの、DB設計となると自己流でやってきたこともあり、多くの悩みがありました。そんなときに天の助けとなってくれたのが、T字形ERと、Web+DB Press Vol.21によるDB設計指針です(特に主キーのID化)。この2つを知ることができたのはかなり大きいです。
ちなみに主キーのID化は、個人的にはすごい納得できたのですが、僕以外の人ではこれについて違和感を感じていました。確かに一般的なDB設計の専門書とは少々異なる説明になるのですんなり受け止められないのでしょう。
今のところ、以下の効果は実感できています。

  1. コード変更時の影響度抑制
  2. パフォーマンスの向上

1はデータの実体をIDで表すようにし、コードはあくまで「あだ名」であるとすることにより、コード変更を他エンティティに及ぶことなく狭い領域に抑えることができます。2の理由は断言はできないのですが、複合主キーよりもID1つのほうがインデックスデータサイズが小さいため有利に働いているのかなと勝手に思いこんでいます。SQLの実行計画コストはあまり変わらないものの、実際に実行してみると明らかに速度向上を体感できました。でも何故?っていう疑問は未だにあります。
開発・保守・運用を平行で6年近くやってきている身としては、度重なるコード変更の影響に泣かされないためにも、ID化はかなりお勧めの手法と思います。

追記:
偉そうに書いてますが、まだまだ分からないことだらけです。
オブジェクト指向設計も難しいですが、DB設計も難しいですぅ。