指導方針のずれ

「技術的なことは新人に教えなくてよい。理由は配属先で必要な技術が変わるから。でも開発プロセスは配属先でそんなに変わることはない。ここでしっかり開発プロセスに関することを学ばせておきたい」という意見があります。
また「新人に対して業務としての開発は定時までとし、それ以降に1時間くらい補講を行いたい。もし定時間以上の作業が業務上発生し、補講ができなくなりそうなら、発注元とスケジュール調整をして業務に対する作業ボリュームを減らすようにする」という意見もあります。
どちらの意見も新人育成の観点からみると正しいかもしれませんが、個人的に何かひっかかってしまいました。
正直、「それって新人に対しても自分に対しても甘すぎませんか?」と思ってしまう。
僕の配下の新人達については、かなり追い込む形で指導してます。他の新人達は6〜7時くらいには帰宅しているようですが、うちのメンバーは9〜10時くらいに帰宅してます(帰宅時間が遅いから良いというわけではありません。念のため)。
帰らせないのではなくて、それだけやらないとまずい!という危機感を持ったメンバーが残ってやっているから必然的に遅くなります。そんな自分で残りたいという意思表示をしているので、僕もしっかり付き合ってあげています。学習意欲は高いのでPHPCVSJava等の今必要な技術はどんどん詰め込ませるし、さらに課題プログラムとかもどんどん書かせて、自分で考える指示もしています。一方で技術だけじゃなくて開発の進め方についてもレビューをしっかりさせるとかポイント、ポイントで細かく説明しています。つまり、徹底的な詰め込み(?)指導方式です。
っていうか、そのくらいやらないと、発注元の事業部の人たちからの仕事を回せないと思うのです。新人だから、簡単な仕事しかさせないというのではなくて、新人自体のスキルアップを少しでもお手伝いした上で、もっと高度な仕事を請け負えるようにするのが、今回の新しいお仕事の目的のような気がしてなりません。
でも、今日、こんなになんでもやりたがっていて、かつ、ストイックに考えているは僕1人だけかもということに気づかされました。
もしかして、やりすぎてるのか?とふと思ってしまったのですが、これを書いている最中でも腑に落ちなかったので忘れないように書いておきたいと思います。