設計についてうまく伝えられない

Goyaを真似て、操作マニュアルとUIモックアップの作成から外部設計〜内部設計の順に進むようにしているものの、この設計の進め方について新人にうまく伝わらないのでもどかしく感じています。というか、正しくGoyaなるものを理解していないせか、うまく指導ができない自分にいらいらしている一面もあるかも。
実は、9月にこの操作マニュアルとUIモックアップを新人に作成させ、事業部からのユーザレビューを受けるというのを実験的にやってみたら、これが思いの外、スムーズに作業もレビューも進んで自分自身がびっくりしたのです。ただ、この時は設計作業につなげるところまですることなく、チーム替えをしてしまったのでした。
で、チーム替え後、初めてのGoyaっぽい設計の進め方をやっていこうと先週からUIモックアップ作成から着手しました。まぁ、複雑な画面でもやっぱり指針が簡潔でわかりやすいこともあって、少しの指導でバンバン成果物を出してくれます。操作マニュアルも書き方や細かさについていろいろと質問もあったものの、操作イメージができるだけの十分なドキュメントができたかなと思います。
が、そこから次に業務ロジック設計になると思いますが、ここらへんから急にスピードダウンし始めます。さらにここから先に繋がる設計書の部分も「簡単じゃん」と思ってたものが全く理解してもらえないということが判明。まぁ、ちゃんとしたサンプルを示してあげなかったのがまずいと思って、朝からせこせこサンプルの設計ドキュメントを作成してもそのドキュメントを作成しているときのメタ知識なるものが結局伝えられていないのでそこの部分について質問を受けるという感じになってしまいました。
以前書いた気もしますが、新人はどうしても木を見て森を見ずという感じで目の前の作業の完全形を求めたがります。つまり書き方が合っているかどうかというのが不安で、その先にある実装にうまくつなげられるかという観点がなかなかもてづらいように思います。まぁ、これは経験がないのWeb+DBのチェックリスト等を使って補うようにしているのですが、これがなかなか伝わらない。さらにまずいことに僕自身がいきなり完璧な設計書を書けたためしはなく、まず書いて自己チェックで不足点を補い、徐々に洗練させていくという方法をとってきました。なので「こうすればズバッと書けますよ」と言えないのもつらいところです。
僕自身、もっと設計について指導出来るほどお勉強&実戦を積んでおかないと厳しいなぁとひしひしと痛感しております。